直貼りサイディングは塗装できるの？

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こちらのアドバイス集で外壁塗装・屋根塗装・屋根工事・雨漏り・防水工事・リフォームにアドバイスや最新情報をお届けします。きっとお役に立てる情報もあると思いますので是非参考にしてください。

直貼りサイディングのメンテナンス方法をご存じですか？

サイディングが直貼りだから外壁の張り替えを勧められたという人もいるかと思います。

今回はサイディングの直貼り工法や直貼り工法の時のメンテナンスの仕方をご紹介致します。

サイディングの直貼り工法とは？

サイディングには主に2種類の工法があります。

・直貼り工法

サイディングの直貼り工法とは外壁の防水シートの上にサイディングボードを直接張り付ける工法です。

元々は一般的な工法で多くの住宅で採用されていました。

しかし、この工法は内部に水分や湿気が入ると隙間が無いので内部結露しやすいという欠点があります。

・通気工法

サイディングの通気工法とは防水シートとサイディングボードの間に胴縁という木材を挟んで空気が通る隙間を確保した工法です。

胴縁を付けることにより水分が逃げられるため、構造が劣化しにくく空気の層ができるため断熱効果が高まるといったメリットがあります。

2000年以降の住宅にはこちらの通気工法が採用されています。

直貼り工法での不具合は？

先程、直貼り工法で貼られたサイディングには水分や湿気がたまりやすいとご紹介させていただきました。

では、実際にどのような不具合がおこるのでしょうか。

直貼り工法では、外壁表面の膨れや剥がれといった不具合が起こる可能性があります。

内側に籠った水分の逃げ場がない為、塗膜の表面から無理にでも出ていこうとするのです。

直貼りの劣化症状

こちらの記事でも直貼り工法の雨漏りを紹介していますので参考にしてください。

壁から雨漏り！？サイディングでも要注意！直貼り工法とは？

しかし、不具合の症状や時期、程度はお家ごとに違いがあります。

直貼りだからと言って全ての家でこのような症状が起こるわけではありません。

サイディングに膨れや剥がれなどを見かけた場合は直貼りかどうか業者に点検してもらうのがいいです。

直貼りサイディングのメンテナンス方法

直貼りサイディングされているお家のメンテナンス方法は③パターンあります。

①外壁塗装

②外壁のカバー工事

③外壁の張り替え工事

お住まいの状態に合わせて適切な方法を選択しましょう。

メンテナンス方法①　外壁塗装

直貼りのサイディングでも膨れや剥がれなど劣化症状がほとんど出ていない場合は塗装工事が可能です。

しかし、塗装後不具合が起こらないかどうかは言い切れません。

今後の不具合を起こしたくない場合や危険を確実になくしたい場合は他のメンテナンス方法にするようにしましょう。

また、塗装する場合は塗料は湿気を逃す働きがある透湿性の塗料を使用しましょう。

透湿性塗料とは水分や湿気が通り抜けやすい塗料のことを言います。

しかし、透湿性の塗料を使用しても塗装後に不具合が起きないとは言い切れず、あくまでも剥がれてくるリスクを減らす程度です。

メンテナンス方法②　外壁のカバー工事

外壁のカバー工法は、既存のサイディングの上に新しいサイディングを張る工法です。

既存の外壁を撤去する必要が無く、性能面にも優れたコストパフォーマンスに優れた施工方法です。

サイディングを張る前に胴縁を取付て空気層を確保させることで湿気による結露が低減して断熱性能、遮音性能が改善されます。

外壁塗装に比べると費用は高くなってしまいますが、快適に過ごすことができるようになります。

新しい外壁になるので、外観も新築同様になりますし、デザインも新に選ぶことができます。

しかし、既存のサイディングの状態次第ではカバー工事をすることができない場合もあります。

メンテナンス方法③　外壁張り替え工事

外壁の除隊が悪い場合は外壁塗装、カバー工法が選択できない場合があります。

その場合のメンテナンス方法としては外壁の張り替え工事しかありません。

サイディングに酷い歪みや反り、結露で内部の断熱材や柱が損傷している場合は張り替え工事になります。

また、損傷はそこまで無いけれど、今後長期間安心して住んでいきたいという場合も張り替え工事をお勧めします。

外壁の張り替え工事は既存の外壁材を撤去して新しい外壁材に張り替えをする工事になります。

そのため既存のサイディングの劣化状態をリセットすることができます。

しかし、廃材処分費や工期が長くかかりますし、費用も高くなります。

直貼りサイディングの外壁塗装は保証対象外

先程、直貼りサイディングでも透湿性塗料による外壁塗装をご紹介しましたが、

基本的に直貼りサイディングの場合の外壁塗装は保証の対象外になります。

この保証というのは各塗装会社が独自に出している塗膜保証のことになります。

なぜ、保証の対象外になるというと塗膜保証というのは「塗装工事での不備や施工不良によって起こった症状」に対する保証になるからです。

直貼りサイディングに塗装をして膨れや剥がれが起こってしまっても、それは直貼りサイディングというお住まいそのものの構造が原因で起こっています。

その為保証の対象外となり、補修や塗りなおしなどの場合は別途費用がかかってきてしまうことになります。

直貼り外壁で塗装工事を検討されている場合はこのようなリスクがあることも念頭において選択するようにしましょう。

直貼りサイディングのメンテナンス方法、ご理解いただけましたでしょうか。

直貼りサイディングの場合、塗装工事はリスクがありますし、カバー工法や張り替えは費用が高くなってしまいます。

どの方法にするか悩んでしまうと思いますが、モレナシホームでは多数の直貼りサイディングのメンテナンスも行ってまいりました。

お客様のお家の状態に合ったメンテナンス方法をご提案させていたきます。

お悩みの方は是非一度モレナシホームへご連絡お待ちしております。