シーリング工事は打ち替えを推奨しています
あま市・津島市・愛西市・清須市・大治町・名古屋市を中心に外壁塗装・屋根塗装・屋根工事・雨漏り・防水工事・リフォーム専門店モレナシホームです。
こちらのアドバイス集で外壁塗装・屋根塗装・屋根工事・雨漏り・防水工事・リフォームにアドバイスや最新情報をお届けします。きっとお役に立てる情報もあると思いますので是非参考にしてください。
お家の外壁塗装を検討される際に、同時に考えるのが外壁のシーリングだと思います。
今回はそのシーリングの打ち替え、増し打ちについてご説明させていただきます。
シーリングとは?
外壁の仕様が窯業系サイディングの場合、外壁の工事に「シーリング」を行う必要があります。
サイディングは気温が高くなると膨張して、気温が低くなると収縮します。
そのため、外壁材がサイディングの場合収縮した際にサイディングとサイディングの間に雨水が侵入してしまいます。
シーリング材は建物内部へ雨水の侵入を防ぐ事と建物への応力、サイディング膨張の緩衝などがあります。
外壁材と同様、シーリングも経年や紫外線の影響が劣化していくためメンテナンスが必要になってきます。
シーリングの「打ち替え」「増し打ち」
外壁がサイディングの場合、外壁塗装のを取った際はシーリング工事の内容チェックする必要があります。
撤去・打ち替え
撤去・打ち替え工法とは古いシーリング材を撤去して新しいシーリング材を充填する工法になります。
新しいシーリング材になるので耐久性がよくなります。
しかし、撤去する必要があるため職人さんの手間がかかりますし、使用するシーリング材の量も多くかかるのでコストと工期がかかります。
増し打ち
増し打ちとは古いシーリングの上から新しいシーリング材を充填する工法です。
古いシーリング材を撤去する手間も必要ではないですし、シーリング材も少なくて済むためコストは安く済みます。
しかし、数年後には増し打ちしたシーリングの部分に劣化が見受けられる可能性が高いです。
ひび割れや剥がれなどが多く見られます。
シーリングの「打ち替え」「増し打ち」どちらがいいのか?
モレナシホームでは外壁のシーリング材は打ち替えを推奨しています。
サイディングに使用されている、一般的なシーリング材は耐用年数が約7~10年位です。
つまり外壁塗装の良く使用される塗料が約10年の耐久性とするとシーリング材の方が耐用年数が短いのです。
つまり、次の外壁塗装が必要になるときにはシーリング材はひび割れや亀裂、剥離などシーリングの劣化症状が出ている場合が多いです。
ですが残念なことに、耐久性に疑問をもってしまうのにもかかわらず増し打ちをご提案する業者様もたくさんいらっしゃいます。
上の増し打ちの画像を見ていただいてわかるように、増し打ちでシーリング材を打つと古いシーリング材の上に打つため新規で打つシーリング材の厚みが薄くなってしまいます。
厚さが確保されていないため、ひび割れを起こしてしまったり、剥がれてきてしまいやすくなります。
なぜ?サッシ周りの増し打ち提案
業者さんの中には目地部分のシーリングは打ち替え、サッシ周り部分は増し打ちというパターンが多くあります。
業者さんの中にはサッシ周りの撤去・打ち替えはサッシを傷つけてしまう可能性があると説明される方もいらっしゃいます。
これはモレナシホームのショールむに展示されている模型になります。
見ていただいてわかるようにシーリングを撤去してみると防水紙が見えることがあります。
しかし、防水テープの上にかぶっている余りの防水紙の部分になっています。
そのためサッシ部分の既存のシーリングにカッターを入れても雨漏りに繋がることはありません。
そして、サッシの奥には金属の張り出部分があるためシーリング撤去時にカッターをいれても防水紙を切ってしまうということはありません。
「増し打ちでも厚みをつけているから大丈夫!」と言っている業者さんもいうとは思いますが、推奨されている厚みが確保されていないとお家は正しく守ることはできないのです。
モレナシホームは基本的にシーリングは撤去・打ち替えを行っておりますが、シーリングが撤去できない部分も存在します。
・サッシが金属の張り出しでカッターが入れることができない
・ベントキャップの取合い
そのような部分は増し打ちで対応させていただいております。
シーリングの劣化具合
モレナシホームのショールームに展示してあるシーリングの劣化写真になります。
築8年
汚れが付着し、弾力が失われています。
メンテナンス時期の目安になります。
築14年
シーリングの柔軟性についていけず、塗膜のひび割れが発生している状態です。
塗膜が割れると下にあるシーリングが劣化しやすくなります。
築18年
18年間何もしなかった状態のシーリングになります。
シーリングの硬化が進み、破断や凝集破壊が起きています。
シーリングとしての機能が果たされていないため、雨漏り漏水のリスクがかなり高いです。
築40年
10年前に塗装工事をされた際、増し打ちで施工されたシーリングになります。
油性のシーリング材が使われており、弾力はなく、増し打ちのためシーリングが薄いです。
しかし、塗膜で保護されているため、美観ではシーリングの劣化状況の判断がしにくいですがシーリングはかなり劣化が進行しています。
そのため雨漏りのリスクもかなり高いです。
また、こちらの記事でもシーリングについてご紹介しております。
参考にしてみてください。
安心・安全な住まいを守る業者を選ぼう
シーリング工事もそうですが、外壁塗装の目的は「お客様の安心・安全を守る」ことになります。
どうしても金額で選んでしまうかもしれませんが、業者さんのお話を聞いたりしてお客様自身が納得して工事を行える業者を選ぶようにしましょう。
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