屋根 カバー工法とは?
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こちらのアドバイス集で外壁塗装・屋根塗装・屋根工事・雨漏り・防水工事・リフォームにアドバイスや最新情報をお届けします。きっとお役に立てる情報もあると思いますので是非参考にしてください。
屋根カバー工法とは?
屋根カバー工法とは、古い屋根の上に軽い屋根を張ってかぶせる工事のことを言います。
耐用年数が短いスレート屋根(カラーベスト・コロニアル)の屋根に多用されています。
屋根カバー工法のメリット
・撤去作業・廃材が発生しない分コストが抑えられる
カバー工法は古い屋根を撤去せずに、新しい屋根材を上から重ねる工事です。
そのため古い屋根を撤去して処分する作業がが発生しないためコストを抑えることができます。
・屋根の断熱性・防音性・防水性が高まる
断熱性のある屋根材を使用することで、屋根の断熱効果を高めることができます。
また、屋根が二重構造になるので防音性や防水性も高まります。
・工事期間が短い
屋根の大きさによって変わりますが、屋根カバー工法は解体・撤去が必要ないため工事期間が短くすみます。
・アスベストの飛散リスクが低い
アスベストの入った屋根を解体・撤去する場合は飛散するリスクも高くなります。
しかし、カバー工法なら古い屋根の解体・撤去を行わないため飛散リスクが低くなります。
ただし、アスベスト問題を先送りすることになるため、業者とよく相談するようにしましょう。
屋根カバー工法のデメリット
・屋根が重くなる
屋根材が二重になるため屋根がその分重くなります。
屋根が重くなると住宅への負担が大きくなり、耐震性が低くなります。
なるべく軽くするためにカバーする屋根材はガルバリウム鋼板など軽量の屋根を使用するのがおすすめです。
・屋根の劣化・損傷が激しい場合には向かない
屋根の下地が腐食していたり、古い屋根が著しく損傷している場合は屋根カバー工法が施工できない場合があります。
屋根カバー工法ができない屋根
・瓦屋根
カバー工法を行うには屋根面がフラットな状態でないと行えません。
瓦屋根のように波立っている形状の屋根にはカバー工法はできません。
・屋根の劣化状況によってはできない
下地が劣化していたり、著しく損傷している場合は施工できない場合があります。
点検・調査にて施工が可能かどうか判断致します。
屋根カバー工法の耐久性
適切な方法で屋根カバー工法を施工すれば30年以上の耐久性が期待できます。
屋根カバー工法が普及し始めてから30年近く経過しています。
屋根カバー工法を施工した住宅で何も問題なく、屋根がしっかり機能している住宅は沢山あります。
屋根カバー工法は安心・安全の屋根リフォームとして確立されている工法です。
屋根カバー工法の時期
・築10年未満
築10年未満で屋根カバー工法を検討するのは少し早すぎです。
ただ、風による影響が強い地域や風に弱い屋根材が使用されている場合は屋根が剥がれたりすることもあります。
屋根の不具合が現れている場合は検討するのもいいと思います。
・築10年~19年
築10年~19年頃のスレート屋根はカバー工法を施工するのに最もおすすめするタイミングになります。
2000年代初頭に流通したスレート屋根はアスベストの含まれていないスレートが流通しました。
全てではありませんが、この頃のスレートは耐久性が低く、割れ・ひび・剥がれなどが起きやすいです。
・築20年~29年
築20年以上経過したスレート屋根はカバー工法の適正時期です。
そしてこの頃に製造されたスレート屋根はアスベストが含まれていることが多いです。
アスベストの含まれている屋根は撤去・処分費が高額になりやすいです。
そのため屋根の劣化が進行する前に屋根カバー工法を検討してください。
・築30~39年
築30年を超えてきますと屋根の劣化がかなり進んできます。
そのため通常のカバー工法が出来なかったり、葺き替えを選択しなければならなくなる場合もあります。
・築40年以上
築40年以上の経過した屋根は、かなりの確率で屋根下の劣化が進行しています。
そのため屋根カバー工法は行えません。
屋根のカバー工法の施工事例はこちらです。
参考にしてみてください。
屋根カバー工法にはメリット・デメリットがあります。
また現在の屋根の状態を見て住宅にあった工法を選ぶようにしましょう。
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