外壁木部あく洗い!木材・木部にしみ込んだ汚れ取り除きます
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木の温もりを感じさせる外壁や軒天、破風板などの木部は、住宅に高級感と安らぎを与えてくれます。
しかし、木材はデリケートな素材であるため、定期的なメンテナンスを怠ると、あっという間に劣化が進んでしまいます。
「せっかくの木の質感が黒ずんでしまった」
「塗装が剥げて見栄えが悪い」
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
実は、木材の場合単に上からペンキを塗るだけでは、木材本来の美しさを取り戻すことはできません。
そこで注目されているのが「あく洗い」という技術です。
この記事では、外壁木部が傷む原因から、プロが行う「木部洗い」の工程、そして木部塗装との違いや費用相場まで、専門知識を交えて分かりやすく解説します。
木部は何故傷むのか
木材は呼吸をする有機物であるため、周囲の環境変化に非常に敏感です。
外壁や屋根周りに使用されている木材は、常に過酷な条件下にさらされています。
ここでは、なぜ木部が劣化し、塗り替えが必要になるのか、その主な原因を5つ紹介します。
水分が浸み込む
木材の最大の敵は水分です。
朝露が浸み込み、雨が降るたびに水分が木材にしみ込んでいきます。
最初は何もないうように見えても、雨水が木材の内部に浸透すると、木材が膨張と収縮を繰り返し、ひび割れや反りが発生します。
また、湿った状態が続くと腐朽菌が繁殖し黒ずみが現れ、木材を内側から腐らせてしまう原因になります。
太陽光・紫外線
紫外線は木材の成分であるリグニンを分解し、表面をカサカサに乾燥させます。
これにより、木材特有の美しい色が失われ、灰色っぽく変色する「白銀化」が起こります。
最初は「味がでてきたのかな?」なんて思うかもしれませんが、変色は木部の劣化の始まりです。
風や雨
風によって運ばれる砂塵や激しい雨は、木材の表面を物理的に摩耗させます。
木にとって風や雨はサンドペーパーのようなものなのです。
更に風や雨は汚れを付着させます。
特に外装木材は、長年の風雨によって表面の保護膜が削られ、無防備な状態になりやすいのが特徴です。
シロアリ
湿気を含んで柔らかくなった木材は、シロアリの格好の餌食となります。
特に地面に近い土台や柱の木部が被害に遭いやすく、放置すると住宅の構造的な強度を著しく低下させる恐れがあります。
シロアリの怖いところは外からは被害が見えない所です。
表面上は無傷でも中がスカスカになっていることがあります。
カビ
木部の表面にうっすらと現れる黒ずみ。
それはカビかもしれません。
カビは見た目が悪くなるだけではなく、木部の強度にも悪影響を及ぼします。
カビの放つ酵素や酸は木をゆっくりと文化史して腐朽菌を呼び寄せてしまいます。
日当たりの悪い北側の外壁や、湿気の溜まりやすい軒天などには、黒カビが発生しやすくなります。
カビは見た目を損なうだけでなく、木材の繊維を破壊し、劣化を加速させる要因となります。
木部洗いとは?
木部洗いとは、薬品を使用して木材に染み込んだ汚れやカビ、古い塗膜を除去し、新築時に近い状態へ復元させる作業のことです。
一般的に「あく洗い」とも呼ばれます。
通常の外壁塗装では、高圧洗浄で汚れを落とした後にペンキを塗りますが、木材の場合はそれだけでは不十分です。
木材の深部に入り込んだ黒ずみや日焼けは、水洗いだけでは落ちません。専用の薬品を使い分けることで、木材を傷めずに汚れを浮き上がらせ、本来の白木の色を引き出すのが木部洗いの役割です。
木部洗い施工方法
プロが行う木部洗いは、複数の工程を経て段階的に汚れを落としていきます。
単に洗剤で洗うのとは異なり、木材の状態に合わせて薬品の濃度や放置時間を調整する繊細な作業です。一般的な施工手順は以下の通りです。
①あく洗い
あく洗いとは、木材表面の汚れや、木材自体から出る「あく(渋)」を浮き上がらせる工程です。
この工程が最も重要で、この時点で汚れを残してしまうと後々まで残ってしまうため、必要に応じ研磨剤等を使用しながら1と2の工程を(2~3回)繰り返し行います。
②染み抜き
あく洗いだけでは落ちない、頑固な雨染みや鉄錆の跡を除去します。
紫外線の「シミ」と「シミの素」を取り除くため、シミ抜き専用の薬品(フッ化水素が主成分)を、やはり同じように刷毛で塗布していきます。
この工程は「あく洗い」の作業と異なり、洗い流すと行った作業ではなく、「シミ」と「シミの素」を薬品によって化学反応を起こさせて消す作業のため、「あく洗い」の時より柔らかい刷毛を使用し、薬品を染み込ませるように塗っていきます。
③漂白
日焼けによって変色した木肌を、元の明るい色に戻す工程です。
汚れは除去された事になりますが、紫外線による「日焼け」が残っているため薬品を替えて漂白を行います。
④薬品拭き取り
使用した薬品が木材に残らないよう、しっかりと中和・洗浄を行います。
薬品が残っていると、その後の木部塗装で塗料が剥がれる原因になるため、非常に重要な工程です。
水分が残ったまま塗装すると腐食の原因になるため、24時間以上の乾燥時間を設けるのが一般的です。
⑤保護剤塗布
「あく洗い」完成後、特に外部木部は、このままの状態ですと、木肌がそのまま外気に接している状態になってしまうので、最後に木の美しさをできる限り長く保つように木材保護塗料を塗装して完成となります。
木部洗いの特徴は?
木部洗いの最大の特徴は、木材を「隠す」のではなく「活かす」ことにあります。
通常の塗料(造膜型塗料)を塗ると、木目は塗りつぶされてしまいますが、木部洗いを行えば、木材特有の美しい年輪や質感をそのまま残すことができます。
- メリット
- 新築時木の透明感のある仕上がりになる
- 木材の呼吸を妨げないため、内部からの腐食・防カビ・防虫を防ぎやすい。
- 色持ちの良さを誇る耐候性
- 注意点
- 金額が高額になりやすい
- 薬品の扱いを誤ると、木材を傷めたり変色させたりするリスクがある
「木材の風合いを大切にしたい」と考えるなら、単なる塗装ではなく木部洗いを含めたメンテナンスが最適です。
木部塗装との違いは何?
木部洗いと一般的な木部塗装の大きな違いは、下地処理の深さと仕上がりの質感にあります。
多くの業者が提案する「木部塗装」は、表面をサンドペーパーなどで削る(ケレン作業)の後に、色付きの塗料を塗る方法です。これに対し、木部洗いは薬品の力で内部の汚れまでリセットします。
塗料の種類による違い
- 浸透型塗料(ステイン) 木材の内部に染み込むタイプです。木目がはっきりと見え、木の呼吸を妨げません。木部洗いとセットで行われることが多い塗料です。
- 造膜型塗料(ペンキ・シリコン塗料など) 木材の表面に膜を作るタイプです。耐久性は高いですが、木目は見えなくなります。劣化が進み、木部洗いで綺麗にならない場合に選ばれます。
自然な仕上がりを好む場合は「木部洗い+浸透型塗装」が推奨されます。
木部洗いの価格目安は?
木部洗いの費用は、施工面積や汚れの度合い、使用する薬品によって変動します。
一般的には、通常の塗装よりも工程が多く手間がかかるため、単価はやや高めになる傾向があります。以下に一般的な木部塗装単価とあく洗いの目安をまとめました。
- あく洗い(洗浄・漂白のみ) 1平方メートルあたり 8,000円 ~ 12,000円
- 木部塗装(浸透型塗料 2回塗り) 1平方メートルあたり 1,500円 ~ 3,000円
- あく洗い + 木部保護塗装セット 1平方メートルあたり 10,000円 ~ 15,000円
「自分の家の木部にはどのメンテナンスが必要か?」
正確な見積もりを知るためには、専門業者による現地調査が欠かせません。特に高所作業が必要な場合は、別途足場代(15万円 ~ 25万円程度)がかかることも考慮しておきましょう。
木材は放置すればするほど、修復にコストがかかります。築10年を一つの目安として、早めの点検と適切な木部塗装を検討することをおすすめします。
木部あく洗い施工事例
Before
After
Before
After
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木目を残したいから木部塗装はしたくない!なんて方、木部あく洗いをオススメさせていただきます。
勿論、木部塗装も取り扱っております。
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