どこを見たらいいの?見積書のチェックポイント
あま市・津島市・愛西市・清須市・大治町・名古屋市を中心に外壁塗装・屋根塗装・屋根工事・雨漏り・防水工事・リフォーム専門店モレナシホームです。
こちらのアドバイス集で外壁塗装・屋根塗装・屋根工事・雨漏り・防水工事・リフォームにアドバイスや最新情報をお届けします。きっとお役に立てる情報もあると思いますので是非参考にしてください。
外壁塗装の時期が来て、見積書を取ってみたものの、
「見積書の見方がよくわからない」
「この見積書で大丈夫なのか。」
「どこをチェックしたらよいかわからない。」
ってなっていませんか?
今回は見積書の見方、チェックポイントについてご説明させていただきます。
見積書を理解することの大切さ
①手抜き工事を防ぐことができる
見積書が理解できると手抜き工事を未然に防ぐことができます。
業者の中には必要な項目や材料をあえて見積書に記載しないなどの手口を使うところがあります。
詳細を書かなければ手が抜きやすくなるからです。
見積書の曖昧な点に気づくことで手抜き工事を防止して高品質な工事にすることができます。
②適正価格か判断することができる
見積書を正しくチェックすることができると、適正価格の見積りなのかどうかも判断することができます。
単価が高いかどうかや、工事費用がやけに安い業者などがわかるようになります。
③追加費用の発生を防ぐことができる
見積書を細かくチェックすることで、工事中や工事後の追加費用を防ぐことができます。
よくあるパターンとして、見積りが一番安い業者に決めたのに、いざ工事が始まったら追加費用がかかって思っていたよりも費用がかかったというケースです。
業者としては見積書に記載されていない作業は基本的に行いません。
そのため、追加工事や追加費用を発生させない為にも細かい項目のチェックを行いましょう。
見積り書で注意するべきポイント
①必要なことが記載されているか
塗料 | 費用相場 |
---|---|
ウレタン塗料 | 1,700~2,500円/㎡ |
シリコン塗料 | 2,300~3,500円/㎡ |
フッ素塗料 | 3,500~4,800円/㎡ |
無機塗料 | 4,300~5,500円/㎡ |
外壁塗装工事項目 | 費用相場 |
---|---|
足場組立 | 700~900円/㎡ |
メッシュシート | 100~200円/㎡ |
高圧洗浄 | 200~300円/㎡ |
シーリング打ち替え | 800~1,200円/m |
シーリング増し打ち | 700~1,000円/m |
<付帯部>破風板・鼻隠し | 800~1,400円/m |
<付帯部>軒天 | 1,000~1,800円/㎡ |
<付帯部>雨戸・戸袋 | 2,000~3,500円/枚 |
<付帯部>シャッターBOX | 2,000~3,000円/個 |
<付帯部>雨樋 | 1,000~1,800円/m |
<付帯部>小庇 | 2,000~3,000円/個 |
<付帯部>換気フード | 2,000~3,000円/個 |
<付帯部>水切り板金 | 300~800円/m |
廃棄物処理 | 20,000~40,000円/一式 |
材料運搬費・交通費・諸経費 | 20,000~40,000円/一式 |
※費用は大体の相場で記載しております。
上記のような項目が記載されているかどうかチェックしましょう。
もしも、記載がない場合はなぜ記載がないのか、作業をやってもらえるのか確認するようにしましょう。
<NG見積り例>
必要な項目が記載されていない
付帯部とは外壁や屋根以外の部分を指し、軒天や雨樋、破風などが挙げられます。
上記のようなNG例の見積りの場合、外壁塗装工事で必要な付帯部の塗装が記載されておりません。
そのため、付帯部の塗装はしてもらえない可能性が高いです。
すべてが綺麗に塗装してもらえると思っていたのに、塗ってもらえなかったなどということがないように、どこまで塗ってもらえるかは明確にしておきましょう。
②使用する塗料・メーカーが記載されているか
次に、見積書に使用する塗料名やメーカー名が記載されているか確認するようにしましょう。
外壁塗料は多くのメーカーが様々な機能を持った塗料を製造しています。
そのため、自分の自宅に合った塗料であるか、どこのメーカーで何という名前の塗料かを知る必要があります。
見積書に記載があれば、ご自身で調べることが可能です。
※オリジナル塗料には注意!!「弊社はオリジナル塗料を使用しています」と。オリジナル塗料を勧めてくる業者には注意が必要です。
オリジナル塗料は企業が塗料メーカーに塗料を製造してもらい、ラベルを自社製に替えた物になります。
オリジナル塗料だと、自分で調べることもできませんので自宅に合った塗料なのか判断できません
③塗装面積や数量が記載されているか
塗装する面積やその他の数量が見積書に正しく記載されているかがチェックするポイントです。
外壁塗装や屋根塗装は、使用する塗料や足場、高圧洗浄などいずれも塗装面積が根拠になって金額が算出されます。面積が出しにくい付帯部部分でも、数量などが書いてあるのがいいです。
面積や数量が記載されていると根拠が明確です。見積書に面積などが記載されておらず、一式で表示されているのはおおざっぱに作成されたと考えられます。
そのため、面積や数量が記載されていない見積りは実際の工事でもおおざっぱに行われる可能性が高いです。
また、面積や数量が記載されている場合でも、実際の数値とかけ離れていないかという点も確認することが大切です。
④屋根や外壁は3回塗りになっているか
屋根や外壁の塗装工事は3回塗りで行われる工程になっているかもチェックするポイントです。
屋根や外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗装が基本です。
これが守られていないと塗料が持つ性能は発揮できません。
また、塗料メーカーが設定している期待耐用年数も3回塗りが行われることが前提となっています。
※塗料や使用により、2回塗りや4回塗りになることがございます)
しかし、下塗りや中塗りなどの工程は完成後は隠れてしまうので、これを省いて利益を取ろうとする業者も存在します。
そのため、屋根や外壁塗装工事の見積りは3回塗り工程にの金額が明確に記載されているかが重要になります。
見積書には、「下塗り」、「中塗り・上塗り」「仕上げ塗り2回」など下塗りと併せて3回塗であることがわかるように記載されているはずです。
⑤作業工程に合わせて項目が記載されているか
一般的に、見積書は足場仮設や洗浄・養生、外壁工事、付帯部工事など工程ごとに大きなくくりで分けられています。
その括りの中でも更にその項目がわかるように、具体的な項目が記載されている尚良いです。
⑤足場仮設についての記載があるか
外壁塗装や屋根塗装など、高所で作業を行う場合には必ず足場の設置が必要になります。
しかし、業者によっては「足場工事を無料で行います」と謳って低価格をアピールする業者もいます。
ですが、足場仮設には10万~20万程度かかるのが普通です。
そのため、実際は塗装工事などに価格を上乗せしていたり調整されているかもしれません。
足場の仮設は必ず必要なものと考えて、足場代を含んだ金額で検討することが重要になります。
諸経費ってなに?
大体の見積りに記載のある「諸経費」。
内容がはっきりしていないから不安になりますよね。
塗装工事における諸経費とは、
・交通費
・通信費
・現場の人件費
・保険料など
上記のような費用が挙げられます。
塗装業者によっても差異がありますが、工事費用の5~10%程度が相応の金額になっています。
確認をしっかりしましょう
外壁塗装工事は高額な契約になりやすいです。
契約前にわからないことや不安なことが残らないように遠慮せず、入念に確認するようにしましょう。
また、見積書も大事ですが、工事保証についても書面でだしてもらえるか、納得のできる内容であるかも重要になってきます。
高額な内容にもなってきますので、後悔なく、見積り内容に納得の上で契約するようにしましょう。
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