積水ハウス住宅の外壁塗装における7つのポイント【費用と施工事例】
あま市・津島市・愛西市・清須市・大治町・名古屋市を中心に外壁塗装・屋根塗装・屋根工事・雨漏り・防水工事・リフォーム専門店モレナシホームです。
こちらのアドバイス集で外壁塗装・屋根塗装・屋根工事・雨漏り・防水工事・リフォームにアドバイスや最新情報をお届けします。きっとお役に立てる情報もあると思いますので是非参考にしてください
「そろそろ外壁塗装を検討しているが、ハウスメーカーからの見積りが高い」
「積水ハウスの外壁塗装は他の住宅とは違う注意点あるのか?」
といったお悩みはありませんか?
屋根・外壁・雨漏り・防水・リフォームの専門店であるモレナシホームの視点からお伝えすると一般の戸建て住宅と違い、積水ハウスの塗装工事はハウスメーカーに精通した特別な専門知識が必要になります。
積水ハウスの特別な仕様を知らずに一般的な戸建て住宅と同じ方法で施工してしまうと、塗膜の剥離や膨れなどの不具合の原因になってしまう可能性が高いです。
実際に積水ハウスの営業担当者は「メーカーでしか塗装できません!」と言ってしまうほど、施工の難易度は高いです。
そんな施工の難易度が高い積水ハウスの住宅ですが、今回の記事では積水ハウスの外壁塗装のポイントをご紹介させていただきます。
積水ハウスとは?
積水ハウスは、日本の大手住宅メーカーです。
積水ハウス株式会社は、国内最大級の戸建住宅メーカーであり、鉄骨・木造の注文住宅を中心に、賃貸住宅、マンション、都市開発、リフォームなど幅広く展開しています。
- 創業:1960年
- 本社:大阪府
- 累計建築戸数:250万戸以上(国内トップクラス)
- ブランドシリーズ:イズシリーズ(鉄骨)、シャーウッド(木造)
「構造躯体」「耐震・断熱性能」「デザイン性」「外装の高耐久化」において業界トップクラスのハウスメーカーです。
積水ハウスの構造ラインナップは?
積水ハウスのラインナップは?
・ベルバーン [木造住宅(シャーウッド)の外壁]
外壁材「ベルバーン」は、高温で焼き上げた無機質系の外壁パネルで、非常に高い耐候性や耐久性を備えており、一般的な外壁材とは異なり基本的には塗装を前提としない外壁材です。
・ダインコンクリート [イズシリーズなどの外壁]
美しい質感と、シェルターとしての堅牢さを両立した軽量鉄骨住宅の外壁材「ダインコンクリート」。強さの秘訣は、高温・高圧でつくる「オートクレーブ養生」です。高強度、高耐久ながら、温かみを感じる表情や、緻密なテクスチャーを持つ、デザイン性に優れた外壁材です。
・シェルテック・コンクリート[重量鉄骨外壁]
重量鉄骨住宅の外壁材「シェルテック・コンクリート」は、
軽量でありながら、一般のコンクリートの約2倍の強度を実現した強い外壁材となります。
・SC25セラミックウォール(旧SHウォール)[重量鉄骨外壁]
カラーとパターンが多彩なセラミック外壁。セラミック基材と鋼材フレームを一体化しています。これにより、外壁が長期の日照や風雨にさらされても反りや歪みを防ぐように配慮しています。
積水ハウスの外壁塗装7つのポイント!!
積水ハウスの外壁塗装で重要なのは、建材に合わせた適切なメンテナンスです。
上記に4つの外壁をご紹介させていただきましたが、今回はダインコンクリートとSC25セラミックウォール(旧SHウォール)の外壁塗装の注意点についてご紹介させていただきます。
材質の特性を理解しないで誤って塗り替えをしてしまうと耐用年数の高い塗料を塗っていても塗膜が剥がれるなどといった危険性があります。
積水ハウスなどのハウスメーカーは一般の戸建て住宅とは違い建物の仕様について細かく熟知していないと施工が難しいです。
細かい注意点を押さえて施工してメンテナンスをしてくれる業者を選ぶようにしましょう。
ポイント①ダインコンクリートはひび割れが多い
積水ハウスのオリジナル外壁材「ダインコンクリート」は非常に強度の高い素材ですが、築30年を待たずに塗装や補修が必要になるケースが多いです。
強度の高い素材のため、「30年間メンテナンスフリー」と思い込んでいる方もいらっしゃいますが、築15年~20年を目安に点検や専門業者へ相談することが大切になってきます。
ダインコンクリートは、その独特なデザイン性と耐久性で人気ですが、ひび割れ(ヘアークラック)が発生しやすいという弱点があります。
ひび割れを放置すると、雨水が内部に浸入し、建物の構造を腐食させる原因となります。
また、ダインコンクリートは細かな膨れが発生するケースもございます。
膨れがある場合は適切な下地処理が必要になってきます。
・築20年前後でひび割れが見られるケースが多い
・建築時には目地が塗装されていないため、年数が経つと目地の劣化が目立ってくる
・膨れやピンホールなどが見られるケースも多い
非常に高耐久と言われているダインコンクリートですが、基本的に定期的な塗装工事が必須になってきます。
ポイント②特別な下塗り塗料が必要なダインコンクリートの種類
ダインコンクリートへの塗装では、その種類に応じて適切な下塗り塗料を選ぶことが重要です。
ダインコンクリートは、その製造方法や成分によって、塗料の吸い込みやすさや密着性が異なる場合があります。
そのため、下地処理を怠ると、塗膜の剥がれや膨れといった不具合が生じる可能性があります。
同じダインコンクリートの施工してあるお家でも家ごとに最適な施工方法が異なるため、それぞれの症状にあった施工をして施工させていただきます。
膨れが生じた場合の下地処理方法
外壁の凹凸が激しい場合や、塗膜に多数の気泡がある場合、 旧塗膜がセラミック塗料や石粒を吹き付けた外壁材を使用している場合などは下地処理を行います
・サンダーケレン
研磨作業のことをケレンと呼びます。
塗装の際に塗膜が密着しやすくするために外壁全体をサンダーで研磨して、外壁の凹凸を無くし平滑にして、旧塗膜を除去していきます。
・シンナー拭き
サンダー後は粉塵が舞い、外壁も黒くなってしまいます。
そのため塗料の油分や不純物をシンナーを含ませた布で拭き取りを行います。塗料が剥がれてしまうのを防ぐためにも行う工程になります。
下地処理後の外壁
ポイント③SHウォール(SC25セラミックウォール)への塗装に必要な下塗り塗料
積水ハウスのオリジナル外壁材である、SHウォール(SC25セラミックウォール)は大変高機能な外壁材です。
ですが、表面に特殊な加工がされているためへ適切な下塗り塗料が不可欠です。
通常の下塗り材の塗料を使用しても密着不良が起きてしまう可能性があります。
「SC25セラミックウォール」が使用されているお家にお住まいの方は、適正な下塗り塗料を選定してくれる積水ハウスの知識が豊富な業者を選ばれることが大切です。
ポイント④ガスケットのメンテナンスが必要な目地
積水ハウスの住宅の場合「ガスケット」と呼ばれるパッキンで施工されている場合が多いです。
一般的な住宅ですと、シーリング材が充填されています。
ガスケットは、外壁材同士の隙間を埋める役割を担っており、建物の防水性を保つ上で欠かせません。
しかし、経年劣化により変形が生じてしまいます。
外壁と外壁の間でピッタリとくっついていれば大丈夫ですが、劣化により隙間ができてしまいますと、雨水が浸入し、建物内部の腐食や雨漏りの原因となります。定期的なメンテナンスが必要です。
ガスケットの交換の場合ですと、ハウスメーカーさんに依頼をしていただくのですが、あまりにも劣化が進んでいる場合はガスケットを撤去して新しいシーリングに替えてあげることも検討しましょう。
劣化が酷くない場合ですとガスケットの上から塗装を行っていきます。
ポイント⑤屋上やベランダの塩ビシート防水の重要性
積水ハウスの住宅の場合、防水を守るためにタイルが敷いてある場合が多いです。
また、積水ハウスの住宅の殆どがシート防水で施工されています。
シート防水自体は20年程度の耐久性がありますし、その上にタイルが敷かれているので、直接紫外線が当たってないため外壁塗装を行う際に一緒に防水工事も行っていただくのがおすすめです。
屋上やベランダの塩ビシート防水は、住宅の寿命を左右する重要な要素です。
塩ビシート防水は、雨水の侵入を防ぎ、建物の構造体を守る役割を担っています。
ポイント⑥屋根材の種類による屋根塗装の必要性
施工されている屋根材の種類によって屋根塗装の必要性は大きく異なります。
陶器瓦などで施工されている屋根の場合ですと塗装は不要ですが、それ以外のスレート屋根や金属屋根、モニエル瓦などは定期的な塗装が必要となります。
積水ハウスだからといって、「必ずこの屋根材が使用されている」という決まりはないです。
そのため、使用されている屋根材によってメンテナンス方法は異なってきます。
ポイント⑦特別な塗料が必要な外壁塗装のケース
積水ハウス住宅の庇はアルミで出来ていることが多いです。
劣化が進むと色褪せなどが出てきますが、他の金属と同じ方法で塗装してしまうと剥がれてくる可能性があります。
現地調査を行う際、アルミ部分に磁石をつけて、塗装ができるかできないかを判断しています。
塗装する箇所の材質の特徴を理解しないまま何の知識もなく溶剤系塗料を塗布してしまうと、表面が溶けてしまい塗膜が剝がれる原因となります。
そのためどのような塗料が必要かを見極める必要があり、ハウスメーカーに精通した塗装業者でないと塗料の選定が難しいくなります。
積水ハウスの外壁塗装の費用相場
積水ハウスの外壁塗装にかかる費用は、外壁屋根塗装やベランダ防水工事を合わせると平均200万程度が目安となります。
積水ハウスに依頼した場合でも、ハウスメーカーだからといって特別な追加費用が発生するわけではありません。
これらの要素を踏まえ、詳細な費用内訳や相場について、以下で詳しく解説していきます。
外壁屋根塗装・ベランダ防水工事を合わせた平均費用は200万円?
外壁塗装と屋根塗装、ベランダ防水を合わせた積水ハウスのメンテナンス費用の平均は200万円程度です。
積水ハウスの住宅は一般的な他の住宅と比べると規模の大きい住宅が多いです。
その分一般的な戸建て住宅よりも塗装面積が多くなりやすいため平均価格が高くなりやすい傾向にあります。
- ベランダ防水や屋上防水を同時に施工されるケースが多い
- 建物の規模が大きいケースが多いため塗装㎡数が多くなりやすい
- 一般的な戸建てより付帯部が多い。
- 吹付け多彩模様を選ばれるケースが多い
ハウスメーカーだからと言って特別な追加費用はかからない
モレナシホームで施工させていただく場合。積水ハウスのみのことではなく、どのハウスメーカーの住宅でも特別な追加料金はいただいておりません。
ですが、積水ハウスの住宅は規模が大きい傾向にあり。又使用されている材質の為に特別な塗料が必要になる場合があります。
その場合は一般的な戸建て住宅と比べてプラスで費用がかかる場合があります。
モレナシホームで積水ハウスに施工した施工事例
モレナシホームで施工した積水ハウス住宅のお客様の施工事例になります。
①名古屋市O様邸 外壁塗装・屋根カバー・防水工事
施工前
施工後
外壁塗料:超低汚染リファイン1000MF-IR ミネラルグレイ
屋根カバー:デクラセネター ティーク
防水工事:ウレタンX-1工法
②清須市N様邸 外壁塗装・屋根カバー・防水工事
施工前
施工後
外壁塗料:ダイヤカレイド 1103 黒系
屋根カバー:デクラセネター ブラック
防水工事:ウレタンX-1工法
③清須市Y様邸 外壁塗装
施工前
施工後
外壁塗料:超低汚染リファイン1000Si-IR グレージュ
積水ハウス住宅はモレナシホームへお任せを!
積水ハウス住宅の場合、外壁自体は一見綺麗な場合が多く、すぐにメンテナンスを!とは考えにくいかもしれませんが、15~20年程経過するとガスケットやひび割れなどが見られる傾向にあります。
ダインコンクリートの住宅もひび割れや膨れでお困りのご相談もございます。
どのハウスメーカーの住宅に限らず、外壁塗装などのメンテナンスは「大事な家の寿命を延ばす」ためのものになります。
そのため一度建物診断を受けて確認するようにしましょう。
そして、積水ハウスはこだわりの素材が使用されていることが多いため、今回ご紹介したようなポイントを見極めてくれる業者へお願いするようにしましょう。
お住まいのお困りごとやご不安はどんなことでもお気軽にモレナシホームへご相談ください。
↓他のアドバイスの目次はこちら
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