外壁塗装塗料ガイナのメリット・デメリットを徹底解説!!
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「ガイナ」は、その優れた断熱・遮熱性能で注目を集める塗料ですが、本当に万能なのでしょうか?
この記事では、ガイナ塗料のメリット・デメリットを徹底的に解説します。この記事を読めば、ガイナ塗装があなたの家に本当に適しているのか、後悔しない選択ができるようにしましょう。
ガイナ塗料って?
ガイナ塗料とは、宇宙ロケット開発技術を応用した断熱塗料です。
ガイナは特殊セラミックビーズを配合しており、このセラミックが太陽光や熱を反射・放射することで、建物内部への熱の侵入を防ぎます。また、塗膜自体が熱を伝えにくいため、断熱効果も期待できます。
GAINAの成分と塗膜構造
断熱性能や遠赤外線の放射特性に優れた特殊セラミックビーズを独自の技術により塗料化することに成功したのがGAINA(ガイナ)です。
その結果、断熱効果を発揮するだけでなく、様々な効果を発揮します。
ガイナ塗料の利点と欠点
ガイナの塗料の塗装にはメリットも沢山ありますが、デメリットも勿論存在しています。
ガイナ塗料のメリット
まずはガイナのメリットからご紹介致します。
断熱効果がある
ガイナ塗料の塗膜には熱の移動を抑制する効果があります。
そのため、冬は屋内の熱が逃げにくく、夏は屋外の熱が侵入しにくいメリットがあります。
外壁だけでなく内装にもガイナを塗装すると、建物全体の断熱効果がさらに高まり、冬も夏も快適に過ごしやすくなります。
実際にガイナを販売する日進産業が戸建て住宅の屋根と外壁にガイナを塗装し、11~1月の電気使用量を比べたところ、ガイナを塗装した後の方が暖房にかかる電気使用量を約27.1%削減できることも判明しています。
ガイナによって建物の断熱効果を高めれば、冬の暖房にかかる電気代の削減、光熱費のカットにも役立ちます。
遮熱効果がある
外壁塗装にガイナ塗料を使用する利点の一つに、高い遮熱効果があります。
ガイナ塗料は、太陽光に含まれる赤外線を効率的に反射する特殊なセラミックビーズを配合しています。これにより、建物表面の温度上昇を抑制し、室内への熱の侵入を防ぐことができます。
ガイナ塗料の遮熱効果で室内温度の上昇を抑えられればエアコンの効き目もよくなるため、省エネ効果と快適性の向上に繋がる大きなメリットと言えるでしょう。
結露が発生しにくい
ガイナ塗料の大きな利点の一つは、結露が発生しにくいという点です。
その理由は、ガイナ塗料が持つ断熱性能と透湿性能にあります。
断熱性能により、室内外の温度差を小さくすることで、空気中の水分が水滴になる現象を抑制します。
さらに、透湿性能によって、壁内部の湿気を外部に放出するため、結露の発生を抑える効果が期待できます。
結露は、カビやダニの発生原因となり、建物の寿命を縮める可能性もあるため、ガイナ塗料による結露対策は、快適な住環境を維持する上で非常に有効です。
防音効果がある
防音効果があることが、ガイナ塗料の利点の一つです。
ガイナ塗料は、特殊なセラミックビーズを配合しており、このビーズが音の振動を吸収・減衰させる役割を果たします。これにより、外部からの騒音の侵入を軽減し、室内を静かで快適な空間に保つことが期待できます。
これらの効果により、交通量の多い道路沿いの住宅や、騒音が発生しやすい工場地帯の建物などにおいて、ガイナ塗料は特に有効です。
外部からの騒音を軽減することで、居住者のストレス軽減や睡眠の質の向上にも繋がります。
経年劣化がしにくい
ガイナ塗料の経年劣化がしにくいことは、大きな利点の一つです。
ガイナ塗料は、特殊セラミックの効果により、紫外線や雨などの自然環境による劣化を受けにくい性質を持っています。一般的な塗料と比較して、塗膜の劣化が遅いため、塗り替えの頻度を減らすことが可能です。
ガイナ塗料のデメリット
ガイナはメリットが多いですが、一方でデメリットもあります。
デメリットもしっかりと理解した上で検討するとよいでしょう。
施工費が高め
ガイナ塗料のデメリットとして、施工費が高めになる点が挙げられます。
これは、ガイナ塗料が持つ特殊な性能を実現するために、一般的な塗料よりも高価な材料を使用しているためです。
結果として施工費が高くなる傾向があります。
特に、断熱性や遮熱性を最大限に引き出すためには、塗布する厚みや工程に注意する必要があり、熟練した職人の技術が求められるため、人件費も高くなることがあります。
しかし、初期費用は高くなりますが、長期的に見ると、冷暖房費の削減や建物の寿命を延ばす効果が期待できるため、費用対効果を考慮して検討することが重要です。
艶が無い
ガイナ塗料はツヤ(光沢)が無いタイプのみの製造販売となっています。
他の塗料の場合は「ツヤ有」「3分ツヤ」「5部ツヤ」など選択ができるのですが、GAINA塗料は全てがツヤ無しのマットな仕上がりになります。
そのため、新築のようなピカピカの外観を求める方には不向きと言えるでしょう。艶感を重視する場合は、他の塗料を検討する必要があります。
カラーの選択肢が少ない
ガイナのカラーには52色がありますが、白に色を混ぜてカラーを作ります。
そのため、すべて淡色となります。赤や黒といった濃いカラーバリエーションは選べないため、外壁を濃いカラーで仕上げたい場合は、他の塗料か類似のカラーを選択することになります。
特に屋根は濃いカラーの方が一般的なため、濃色系のカラーバリエーションが豊富な遮熱塗料で屋根を塗装するなど、他の塗料との組み合わせを考えた方が良いでしょう。
汚れが付着しやすい
ガイナ塗料は、ツヤが無いという特性から汚れが付着しやすいというデメリットがあります。
雨だれや土ぼこりなどの汚れが付着しやすく、一度汚れがついてしまうとそのままになってしまいます。
そのため、ガイナ塗料を選ぶ際には、立地条件や周囲の環境を考慮し、定期的なメンテナンスを検討することが重要です。
職人の技術力によって差が出やすい
ガイナ塗料のデメリットとして、職人の技術力によって差が出やすい点は考慮すべきです。
ガイナ塗料は、他の塗料と比べて扱いにくく、塗りにくい塗料と言われています。
その性能を最大限に引き出すために、高度な技術と丁寧な施工が求められます。
経験の浅い職人や技術力のない業者が施工した場合、塗膜の厚みが均一でなかったり、塗りムラが発生したりする可能性があります。
ガイナ塗料本来の断熱性や遮熱性、耐久性を十分に発揮できない原因となり、結果的に期待した効果を得られないことがあります。
施工業者を選ぶ際には、ガイナ塗料の施工実績が豊富で、高い技術力を持つ業者を選ぶことが重要です。複数の業者から見積もりを取り、
施工方法や保証内容などを比較検討することをおすすめします。
ガイナ塗装の臭いについて
ガイナ塗装の臭いは、施工時と乾燥時に発生することがあります。
臭いの原因は、塗料に含まれる揮発性有機化合物(VOC)です。ガイナは、他の塗料と比較してVOCの含有量が少ないとされていますが、完全に無臭ではありません。
特に、締め切った空間や換気が不十分な場所では、臭いが気になる場合があります。
臭いが気になる場合は、施工業者に相談し、換気を徹底する、低VOCの塗料を選択するなどの対策を検討しましょう。乾燥後も臭いが残る場合は、空気清浄機を使用するのも有効です。
ガイナ塗装の臭いは、一時的なものであることがほとんどですが、気になる場合は事前にしっかりと対策を講じることが大切です。
販売業者の誇大広告にご用心!
販売業者の誇大広告には注意が必要です。
ガイナはその性能から様々なメリットが謳われていますが、中には誇張された表現も見られます。鵜呑みにしてしまうと、期待外れの結果になる可能性も。
<誇大広告にありがちな表現>
- 絶対に結露しない
- 光熱費がゼロになる
- どんな騒音も遮断
- 永久に効果が持続
- 他社製品より圧倒的に優れている
これらの表現は、実際にはありえない、もしくは限定的な条件下でのみ実現するものです。ガイナは優れた塗料ですが、万能ではありません。
冷静な判断で、複数の業者から見積もりを取り、詳細な説明を受けることが重要です。
ガイナがおすすめな建物は?
ガイナ塗料にはメリットも沢山ありますが、デメリットもあります。
では、ガイナ塗料が適した建物はどのような建物でしょうか?
ご紹介していきます。
日当たりが良い建物
周りに日光を遮るものがなく、日当たりの良い建物は、外気温の影響を受けやすいです。
そのため、断熱・遮熱性能の高いガイナの使用が適しています。
日当たりが良い建物は、冬場は快適でも、夏場は室内に熱がこもりやすく暑くなりやすいデメリットがあります。
外壁や屋根にガイナを塗装すれば、夏場の室温上昇を抑えられるため、快適な室内環境になります。
断熱対策が不十分な建物
築年数の長い建物の場合、断熱材が入っていなかったり、断熱材が少ない場合があります。
そのような建物の場合に適した塗料がガイナになります。
塗る断熱材とも言われるガイナを施工すれば建物全体の断熱性が高まり、快適に過ごせるようになります。
また、窓が多い建物や窓に断熱対策がされていない建物も断熱性が低くなっている可能性が高いため、ガイナ塗料がおすすめです。
大手メーカーに比べてガイナは新参者
大手メーカーがひしめく塗料業界において、ガイナは比較的新しい存在です。
塗装時の臭い、施工費用、ツヤの有無、色の選択肢、塗装面の汚れ、そして業者選びなど、検討すべき点は多岐にわたります。これらの要素を総合的に判断し、ご自身のニーズに最適な選択をすることが重要です。
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